マッサージを行うことでリンパの流れが良くなりますが、施術後に疲れを感じることも珍しくはありません。
一時的なことでも不安になりますが、良くなろうとする体内の変化が起きているだけなので、心配をすることはないです。
良くなろうとする好転反応による影響が大きい
体内の巡りを良くするためにリンパマッサージを受けたものの、その後になんだか疲労を感じることがありますが、その原因の多くは好転反応によるものです。
施術を受けることで滞りがちなリンパはスムーズに流れるようになるので、体内の状態は改善をされていきます。
しかしその過程において、良くなろうとする変化のためにほんの一時的に、一見すると不調のような症状が現れることがありますが、基本的には良くなる変化なので問題はないです。
何もしないままだとリンパの流れはあまり順調ではなく、老廃物や毒素もスムーズに流れることはありません。
でも適度な力を加えてのマッサージを行うことで、一気に血液もリンパの流れも良くなります。
まだ沈着をして間もないような毒素の場合は、外へと出ていくのも早いですが、もっと深い部分に蓄積をした老廃物に関しては、時間をかけて後から出てくるため、好転反応で疲れを感じやすいです。
ずっと巡りの良さを改善しないまま来てしまったとしたら、出てくる好転反応もそれだけ長く続きやすいですが、やがてそれにも終わりがやってきます。
何も知らないと施術を受けたのに、だるさが出て何か病気ではないかと心配をしてしまいますが、実はよくなろうとしているだけだとわかれば安心です。
どれくらい深部に毒素が溜まっているかは個人差があるので、一概には期間も特定はできませんが、やがて回復をしてスッキリします。
最初は不安な気持ちが出てしまうのも無理はないものの、必ず疲れた感覚は無くなるので心配はいりません。
疲れを感じる以外にも熱が出たり古傷が痛むことも
身体を楽にしたり、キレイになりたくてリンパマッサージを受けたものの、なんだかその後に疲れたように感じるのは珍しいことではありません。
リンパの流れが一気に良くなったことで好転反応が起きているだけだからです。
様々なパターンがありますが、マッサージ後に体にだるさを感じるケースはよくあります。
滞りがちであった血液の流れも、マッサージの施術によってスムーズな流れとなるので、神経細胞に栄養が行き渡りやすくなります。
とても良いことではあるものの、その最初のころだけは若干だるさを感じやすくなります。
当日の施術後すぐにというケースもあれば、その日は特に何も感じなくても、翌朝になったらなんだかだるさが出てくるなど、パターンも人それぞれです。
特に女性には冷え性で悩みを抱える人が多く、普段から低体温を気にしている割合も現代では少なくはありません。
また体内にウイルスがすでにいたりする時には、低体温の人もですが熱がでることもあるので要注意です。
健康のためにリンパをよく流れるようにしたのに、逆に熱が出てしまうようなら、やらないほうが良いのではないかと感じるかもしれません。
熱が出てしまうのもほんの一時的なことですが、施術を受けることにより体内の自然治癒力が向上します。
これは体内にいるウイルスに戦いを挑み、身体を守ろうとする働きです。
人によっては好転反応として、古傷がやけに痛いと感じるケースもあります。
捻挫や骨折などをしてしまった時、周りの筋肉は骨を一生懸命に守ろうとするので、筋肉が収縮し、そしてゆっくり緩んでいく仕組みがありますが、マッサージはそれを良くするために行うものです。
骨の周辺のコリはマッサージによってほぐれ、神経は正常に活動をするようになります。
これにより昔の傷がうずいたりしますが、これも正常化するための変化なので心配はないです。
水分を摂取したり入浴で汗をかいたり
リンパマッサージ後に疲労を感じることがありますが、落ち着いて適切な対処をすることです。
味方につけたいのは水であり、意識してとにかくたくさんの水分を摂取するようにします。
人間の身体の多くの部分は水でできていますし、流れをよくするのも水の力です。
たっぷりのミネラルウォーターや白湯を意識して飲むことで、老廃物や毒素をスムーズに排出させることになります。
氷を入れた冷たい水ではなく、常温のピュアな水をこまめに飲むこと、白湯を飲むのも良いです。
水だけでは物足りないのであれば、ハーブティーなどを飲んでも構いません。
マッサージを受けた直後にすぐ食事をしっかりと食べてしまうと、体内では老廃物や毒素が再び吸収をされやすくなるので要注意です。
でもピュアな水分は問題がありませんので、まずはお水をたっぷりと飲むようにします。
誤っても砂糖の大量に入った清涼飲料水や、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒーを大量に飲むようなことはしてはいけません。
お風呂に入るのも良い方法であり、シャワーではなく浴槽にお湯を張りゆったりと浸かることです。
お湯に浸かることで発汗が良くなりますので、汗で毒素は出ていきますし巡りも良くなります。
呼吸は腹式呼吸を意識して、その際にも水分補給は欠かしません。
毒素を排出しやすくするためにも、いつもより運動する機会を多く持つことです。
ウォーキングを行うのであれば、15分以上は継続して歩くようにするなど、少しの努力で毒素の排出は良くなります。
しっかりとマッサージを受けた後に疲れを感じた時には、まずはたっぷりの水や白湯を飲んで体内の巡りを順調にすることです。リラックスして汗をかくのも良いですから、浴槽にゆったりと浸かったり、運動量を少し増やすなど対処法はあります。